アパレルブランドを立ち上げる際には、生き残るための戦略が必要!中でも、商品やサービスを多くの人に知ってもらうこと、つまり認知度を上げることが大切です。
アパレルブランドの認知度を上げるメリットと方法についてお伝えしますので、オリジナルブランドの立ち上げを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
アパレルブランドの認知度を上げるメリット
ではアパレルブランドの認知度を上げることで、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。下記では、代表的な4つのメリットについてお伝えします。
売り上げが増える
一番のメリットは、売り上げが増えることでしょう。どんなサービスや商品を売っているのかを知ってもらい、新規顧客に繋げます。
また、アパレルブランドを連想させることで、さらに売り上げを伸ばします。例えば、ビールといえばアサヒやキリンですし、チョコレートといえば明治や森永ですよね。同じように、「20代女性のファッションブランドといえば○○」というイメージに繋がれば、対象となるターゲットの売り上げアップが期待できます。
買い手の満足度が上がる
売り上げだけでなく、買い手の満足度も上がります。もしブランドの特徴を知らないまま購入してしまったら、ミスマッチに繋がる可能性があるからです。
認知度が高く、買い手がアパレルブランドの特徴や強みを事前に知っておけば、ミスマッチを防ぐことが可能です。「思っていたのと違う!」となることを避け、満足度の向上に繋がります。
信頼性が高まる
認知度が高いと、ブランドとしての信頼性も高まります。
そもそも、アパレルブランドに限ったことではないのですが、人間は本能として未知のものを回避する傾向があります。例えば、馴染みのあるファミリーレストランよりも、入ったことのない個人の飲食店の方が、なんとなく不安を感じますよね。
同じように、知らないアパレルブランドの商品に対して、買い手は「購入しても大丈夫かな?」という不安が生まれます。逆に、良く知っているブランドなら、不安は生まれません。そのため、アパレルブランドについて良く知ってもらうこと、つまり認知度を上げることは、信頼性の向上に繋がるのです。
人材確保が容易になる
認知度が高いと、人材確保も容易になります。
アパレルブランドは、商品だけでなく、店舗の雰囲気や接客の質も重要なのです。そのため、優秀なスタッフを採用することは、ブランドのイメージを高めることにも繋がるからです。
知名度の高いブランドと低いブランドでは、高い方に応募したくなりますよね。知名度が低いまま採用し人材を確保できても、応募者の中にはブランドに対する理解や情熱が不足している場合があります。これでは、採用するスタッフの質も低下してしまいます。
逆に、知名度の高いブランドでは求職者の関心も高く、応募者数も多くなるのです。また、応募者の中には、ブランドに対する愛着や熱意を持っている人も多くいます。これなら、採用するスタッフの質も高くなるでしょう。
つまり、アパレルブランドについて良く知ってもらうこと、つまり認知度を上げることは、人材確保の容易さにも影響するのです。
アパレルブランドの認知度を上げる方法
認知度を上げる方法はさまざまです。ここでは、代表的な3つの方法をご紹介します。
広告を打つ
一番シンプルな方法としては、広告を打つこと。人くちに広告といっても、種類はさまざまです。
例えば、テレビ広告や新聞広告の効果は絶大ですが、気軽に行えるものではありません。莫大な費用がかかりますし、拒否される可能性もあります。アパレルブランドの予算や規模に合った広告で、認知度を上げるようにしましょう。
また、ターゲットを意識した広告を選ぶことも、非常に重要です。ヒューマン広告として、InstagramやYouTubeで有名なインフルエンサーを起用する場合、10-20代に対して非常に高い効果が見込めますが、逆に50代以上の人にはほとんど響かないでしょう。効率よく認知度を上げるためには、自社ブランドのターゲットに合わせ、適切な広告を打つ必要があります。
自社のSNSで発信する
無料で気軽に行える方法としては、自社のSNSを活用することです。InstagramやTwitterを使い、ブランドに関する情報を発信することで、認知度の向上に繋がります。お得な限定クーポンやキャンペーンによって、さらにフォロワーを増やすことが期待できるでしょう。
ただ、個人で運用する場合、ちょっとした発言で炎上したり、ブランドイメージを崩したりする可能性があります。自社のSNSで認知度を上げる際には、運用マニュアルを決めておくと良いでしょう。
ロゴを考える
ロゴとは、ブランドの顔とも言えるもので、消費者にブランドのイメージや価値観を伝える重要な要素です。ロゴが魅力的で印象的であれば、消費者の記憶に残りやすく、ブランドへの関心や好感度を高めることができるでしょう。
また、ロゴが独自性や差別化を持っていれば、競合他社との差別化にも繋がります。ロゴは、広告やプロモーション活動にも活用できるため、ブランド認知度向上に効果的なツールとなるのです。
このようなことから、アパレルブランドの認知度を上げる方法として、ロゴを考えるのは有効な手段だと言えます。ロゴは、ブランドの理念や価値観を反映させることで、消費者にブランドの魅力を伝えることができます。ロゴは、ブランドのアイデンティティを確立し、市場での競争力を高めることにも繋がるでしょう。ロゴは、ブランド認知度向上に欠かせない要素なのです。
まとめ
アパレルブランドの認知度を上げると、売り上げだけでなく、満足度や信頼性の向上にも繋がります。広告やSNSを活用し、オリジナルブランドの認知度を上げて、激しい競争を生き残りましょう。
生き残るアパレルブランドを立ち上げるなら
新しいアパレルブランドが次々と生まれていますが、生き残れるのはごくわずか。激しい競争の中でも売れ続けるブランドをつくるためには、ファッションのセンスだけではなくビジネスの知識も必要です。
ファッションビジネスを学べる国際ファッション専門職大学では、国際社会に通用するサービスを生み出すための力を身に付けることができます。グローバル化が進む中で生き残るアパレルブランドを生み出したい方は、どのような講義があるのかぜひチェックしてみてください。